
良いご縁との出会いのためにがんばっているものの失敗続き…と、婚活をしていると疲れてきてしまうこともよくあります。特に子供がほしいとお考えの方は年齢的なリミットを考えながらの婚活なので、女性はもちろんですが男性でも余計に焦りがでてしまうかもしれません。
はじめは前向きな気持ちで自分磨きをしながら婚活をしていた方でも、服装を考えたりプロフィールを記入したりなどの準備が楽しめなくなってきます。
「また断られたら」「自分のどんなところが悪いんだろう」など落ち込んでしまって食欲がなくなってしまうなど日常生活に支障がでてしまう人も中にはいます。
このような「婚活うつ」と呼ばれる状況に陥らず、楽しんでパートナーを探すにはどのようなことに気を付けると良いか考えてみましょう。
「婚活うつ」とは
文字通り婚活やお見合いを原因としてうつ状態を発症してしまうことです。「婚活疲労症候群」と呼ばれることもあり、婚活疲労外来を設置したクリニックもあります。
幸せな結婚をするために行動しているのに、なぜうつになってしまうのか。
うつになる原因は正確に解明されていませんが、
ストレスが深く関係していると言われています。そのため、婚活うつは婚活によってたまったストレスが原因となっている可能性が高いです。
婚活によりストレスがたまる原因は下記のようなケースが多いです。
1.婚活をがんばりすぎてしまう
婚活とは、たくさんの人を出会い、短い時間の中で恋愛をしてお付き合いをするのかどうなのかを決めないといけません。時間を有効に使用するため、新な出会いの場に足を運びさまざまな相手と連絡を取り合うことになります。付き合いの浅い人間と親交を深める作業は心身共に負担がかかる作業です。
また、女性は容姿や料理など家事の経験や子供は産むのかなということまで気にしてしまうため、相手に好まれようと努力しすぎてしまい疲れてしまうのです。
2.なかなかよい結果がでない
なかなか良いなと思える人が現れないというのは、よくあることです。こればかりは、運もあります。いい感じだったが途中でうまくいかなくなってしまった。時間をかけたのにうまくいかないなど、婚活がうまくいかないと焦りや不安を感じやすくなります。
3.うまくいかなかった原因が分からない
相手から断られて場合、なぜうまくいかなかったのかが分からないとモヤモヤしますよね。自分に問題があるのか?と自分を責めてしまったり、人格否定されたように感じてしまいます。
4.容姿や年齢だけで選ばれる
婚活をする男性の多くは、子供を望んでいる方なため、
20代の女性を選ぶ傾向があります。それだけの理由以外にも、女性は若い方が良いと思っている方が多いので30代になると声をかけられる回数が少なくなります。
そして、自分には魅力がなく子供も産めないという風に考えてしまい、どんどん落ち込んでしまうのです。
5.特に長期的ストレスに弱い女性
女性は、長期的にかかるストレスに弱いとされており、婚活が長引けば長引くほど体調に気を遣う必要があります。また、家族や周りの友人などから結婚を勧めたり、まだなの?と急かされたりすることで自分を追い込んでしまう場合もあります。
結婚できない自分が恥ずかしいと思ってしまったり、一人で抱え込んでしまったりする女性もいます。
陥りやすいのはどんな人?
①真面目
なんでもしっかりとこなす真面目な性格の人は、しっかりと婚活を行おうと真面目に取り組んでいる人が多いです。就活と同じように自己PRを考えたり、どうしたらよい結果になるのかを研究したりして、自分を見つめなおしがちです。そうすると
欠点ばかり見えてしまい落ち込んで婚活うつに陥ってしまいやすくなるのです。
②完璧主義
完璧な婚活を行うために常に全力で挑むため付かれてしまいます。また、相手にもその完璧さを求めてしまうためうまくいかない場合があります。そして、「なぜこんなにがんばっているのに!」と不満が生まれてしまい、イライラして婚活うつに陥りやすいのです。
③周りを気にしすぎる
一昔前までは、クリスマスイブまでには結婚したい。クリスマスでは売れ残りという風に、クリスマスケーキに例えられていました。
現在では、少し遅くなり30までには結婚したい。同年来の友人は子供かいるのに。などと言われています。働く女性が増えたことから、結婚適齢期はどんどん上がっています。結婚スタイルもさまざまで、いわゆる普通というものが何なのか分からなくなってきています。
しかし、どこか普通というものにこだわってしまっている人は、その普通なことができていないことに対して不安に感じ焦ってしまうため、婚活うつに陥りやすいのです。
婚活に疲れてきたら?
①断られるのが当たり前!と気楽な気持ちで参加する
断られるとその原因を知りたくなり、自分の欠点ばかり探してしまいます。そのため、断られるのは当たり前!を軽く考えることが大切です。
ただ、こちらが断る場合もあるかと思います。その場合も、条件に合う人がいなかったのだからお互い様という風に考えるといいでしょう。
②合コン感覚で参加する
婚活というと結婚の文字ばかり気になってしまいます。そのため、合コンにいくような感じで「気軽にお話できたらいいな。」「いい人がいればいいな。という感覚でいくと良いでしょう。相手に選んでもらおうと力を入れ過ぎないことが大切です。
③婚活のペースを落とす、休む
婚活が原因でうつになった場合は、一時的に休むことで緩和されます。1~2か月程度お休みしましょう。
うつは休めば治ると考えられがちですが、初期の場合のみの対処法です。重症化している場合は、時間がかかります。そして、
他のパニック障害や対人恐怖症などを併発する可能性があるため注意が必要です。疲れたなと感じたときに、ゆっくり休みをとることが重要です。
④婚活以外の集まりに参加する
出会いを求めて婚活に参加するのもいいですが、他のサークルやお稽古などを習ってみるのはどうでしょうか?ジムに通うのも良いでしょう。
そこで、出会いがあるかもしれません。また、仲良くなった友人にいい人を紹介してもらえるかもしれません。出会いはどこにでもあるので、婚活パーティーがすべてではないということを理解して行動することが大切です。
また、婚活パーティーに来ている人の中では恋愛相談に乗ってもらえる人ができません。参加者全員がライバルとなり、他人の相談に乗る余裕がいる方は少ないでしょう。
恋愛相談できる仲間を見つめるにも、他の集まりなどに参加することで相談に乗ってもらえる人がきっと見つかるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は婚活うつについてご紹介しました。現代では、女性に求められるものが多く圧力がかかっています。働く女性が増えたことで、結婚適齢期も伸びており結婚に対する考えも変化してきてはいます。
しかし、結婚をしていないことで周囲を比べてしまい自分はだめな人間なのだと考えてしまう人がおり、最悪の場合うつ状態になってしまう場合もあるのだと分かりました。
健康に異常が起こってしまうと、婚活はさらに難しくなってしまう場合もあります。何事にも余裕を持って、焦らずに行いましょう。あまりガツガツしていると、男性も引いてしまう恐れがあります。余裕を持つことが魅力的に感じてもらえるコツと言えます。
そして、何も婚活が全てではありません。結婚した後にも人生は続いていきます。就活、婚活、妊活、終活といった感じで、常に活動を余儀なくされている現代。ここでうつになってしまうとその後も引きずってしまうでしょう。
そのためにも、うつになりやすい傾向の性格などを変えていくとよいでしょう。